市民公開講座
第22回日本クリティカルケア看護学会学術集会 市民公開講座のご案内
日本のホスピスムーブメントのなかで、「死に方は生き様」、「生きてきたように死んでいく」という表現がよく聞かれました。確かにそのように言える側面もありましょう。「良い死に方(死に様)」がしたければ、「良い生き方(生き様)」した方が良いかもしれません。でも、人の最期は、設計どおりにいかないのが人生です。それどころか、人生そのものも設計どおりにいかないことを、私たちは嫌というほど経験してきたはずです。それなのに、終活となれば「理想的な最期」を私たちは希求します。不思議な生き物です。昨今のACPは、まさに「どのように生きてきたか」という当人の価値観が大切にされ、当人の意思に添う選択を多職種で実現していこうと努力します。そのACPは、設計どおりにうまくいっているでしょうか?いっているとすれば、それは当人にとっての「うまく」でしょうか?家族でしょうか?その両方でしょうか?それとも、”医療者”にとってでしょうか?筆者は大阪市内の小さな寺の住職をしています。住職になる前は、緩和ケア病棟、公立急性期病院、在宅医療で、チャプレンという仕事をしてきました。チャプレンとは、平たくいえば、こころのケアの専門家の片隅にいるもので、患者や家族の信念や価値観に寄り添う仕事です。仏教はいつも社会の隅っこを見ています。社会が「右」といえば、「左」を見ようとします。人々が「上」を目指そうと盛り上がっていたら、「下」の方が面白よって揺さぶります。そんなエキセントリックな視点から、医療現場の片隅で聞かせていただいた声を、この世界の真ん中で話してみようと思います。
死を意識した瞬間から生き方を考える―この世界の真ん中でACP(人生会議)を語りあう―
- 日時:
- 6月27日(土曜日)12:20~13:10 第1会場(3F 講堂)
- 座長:
- 田戸 朝美(山口大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 臨床看護学講座)
- 演者:
- 大河内大博(浄土宗願生寺)
- 参加登録:
- 不要(当日そのまま会場に入場してください)
- 参加費:
- 無料
※学術集会に参加される皆さまには後日オンデマンド配信を行います

